どんなにテクノロジーが進んでも、いや進めば進むほど逆に手作りの肌触りを 人は求めるものだと思います。そして質の高いものであるならば人の心に入って いくことができると思います。
ただその絵がたとえ単品で良いものだとしても周りの空間に合っていなくては あまり意味のあるものだとは思いません。もちろんそこで働くオーナーの方を はじめとする皆様が気に入らないようなものを置く必要もないでしょう。
イタリアルネサンスの時代、また日本の障壁画も一種の壁画だと思いますが、 壁画と普通の絵画との違いはなんでしょう。ひとつには壁画には額というものが ありません。額というものはその絵と周りの世界とを区切るものです。 周りの空間に広がっていくのがいい壁画なのだと思います。
服部正志
多摩美術大学絵画科卒
在学中から(株)フォロ・コミュニケション等にて店舗内 アートワークを学ぶ。 1990年に「サルディス」の名前で独立。 独立後は壁画、ウインドウディスプレイ企画製作、立体造形物製作など100以上の仕事をして現在に至る。